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ミュージカル映画大好き20代の私の、好きなミュージカル映画ランキングベスト3!!!

今週のお題「私の〇〇ランキング」

 

もう一つ別にやってるブログの方では、名作映画のことばっかり書いているのですが、

こちらのはてなブログではあんまり書いていないことに気づきました。

 

私、名作映画、その中でも特にミュージカル映画が大好きなのです!

今24歳なのですが、同年代だとミュージカル映画は日本一詳しいんじゃないかと勝手に思い込んでいるほどです。

 

今回はそんな私が好きなミュージカル映画ランキングベスト3と、それらの映画のちょこっと紹介文を書いていこうと思います。

好きなミュージカル映画第3位!

サウンド・オブ・ミュージック

 

ジュリー・アンドリュース主演、1965年公開のこの映画。

妻に先立たれた、オーストリアの軍人・トラップ大佐一家のもとに、家庭教師マリアがやって来て、軍人らしく厳格な大佐の家庭に、マリアによる明るい歌が流れ初めて……、

というような物語。

 

ミュージカル映画というジャンルを見始めてすぐの時期に鑑賞したのがこの作品だったのですが、 有名な曲が多いため、「あっこの曲知ってる!」となってグイグイ引き込まれました。

敷居が高そうだったり難しそうだったりといった、ミュージカル映画に対して抱いていた思い込みを取っ払ってくれ、私をミュージカル映画大好き人間へとしてくれた作品のひとつです。

 

ドレミの歌」も、「エーデルワイス」も、今日では童謡みたいに世界中に浸透して愛されている曲ですが、どちらもこのミュージカルの劇中歌なんですよね。

 

この作品を初めて見たのは中学生の頃で、一度見ただけで大好きになり、トラップ一家にめちゃくちゃ興味が湧き出したところ、

とてもとても幸運なことに、当時通っていた中学校の図書室に、この作品の主人公マリアのモデルとなった、マリア・フォン・トラップの自叙伝で、谷口由美子さんが訳された、「サウンド・オブ・ミュージック」という本があったのです!

common.bunkei.co.jp

👆これです!(出版社のサイトへの外部リンク)

表紙懐かしい!

 

マリア本人が書いたこの本を読むと、けっこう映画と印象が違ってて驚きでした。

ゲオルクさん(映画でのトラップ大佐。史実では少佐なのです)、映画と違ってそんなに厳格な感じがせず、めちゃくちゃ優しそうなイメージ。

Wikipediaサウンド・オブ・ミュージックのページにも、マリアはゲオルクの描かれ方に不満だったとあります。

 

私個人としては、史実としての自叙伝の内容が素晴らしいと思うと同時に、映画もフィクションを交えた芸術作品として素晴らしいものであるという、どっちもいいよね!!っていう感想です。

 

こんな感じで、元となったマリア本人の自伝まで読んじゃうほど大好きになった、サウンド・オブ・ミュージック

劇中曲がとにかく有名なので、ミュージカル映画鑑賞未経験の方も見やすいかと思います。

エーデルワイスやドレミの歌の他に、いろんな場面でBGMとして使われている、「私のお気に入り」もサウンド・オブ・ミュージックの曲。題名は知らなくても聞いたことがある曲なんじゃないかと思います!)

「私のお気に入り」のシーンの20世紀フォックス公式のリリックビデオです👇

www.youtube.com

 

知ってる曲いっぱいで楽しい「サウンド・オブ・ミュージック」、みなさん、ぜひご覧になってみてください!!

 

 

好きなミュージカル映画第2位!

マイ・フェア・レディ

 

オードリー・ヘップバーン主演、1964年公開のこの映画。

訛りのひどい、下町の花売りイライザは、通りかかった音声学の教授に、「私ならお前の言葉を訓練して、お前をレディにすることができる」的なことを言われます。

その言葉を覚えていたイライザは、その教授・ヒギンズのもとを訪れ、横暴で偉そうだけど憎めないヒギンズ教授と、とにかく紳士なピッカリング大佐に見守られながら、言葉のレッスンを開始し、ついに上流階級の場に登場したものの……、

というような話です。

 

マイ・フェア・レディは、私が生まれて初めて見たミュージカル映画でした。

 

サウンドオブミュージックのドレミの歌やエーデルワイスのように、映画の存在を知る前から知っていた曲は、マイフェアレディの劇中歌の中では一つもありませんでしたが、

NHK名曲アルバムという5分の音楽番組で、マイフェアレディメドレーが放送されているのを見て、なんかいい曲ばっかりだ!と強く気に入り、映画自体を見てみようと思い至りました。

そして、これまたとてもとても幸運なことに、地元の図書館に映画マイフェアレディのDVDが所蔵されていたので、ミュージカル映画なんてそれまで見たことがなかったけど見てみたという次第です。

 

とにかく曲が親しみやすくて良く、それだけでなく、セシル・ビートンという人が担当した衣装目を見張るほど美しくストーリーも面白く、何もかも最高で、マイ・フェア・レディが、そしてミュージカル映画というものが大好きになりました。

 

繰り返し繰り返し見て、当時は英単語の意味なんて半分もわからないのに、ほとんどの劇中歌の歌詞を音の感じだけで覚えて、そらで歌えるようになった、ませた中学生だったのが懐かしいです。

中学生ごろの時期に覚えたことって一生忘れないですね、今でも余裕でそらで歌えます。

 

そんなマイフェアレディ、「午前十時の映画祭」という、過去のいろんな名作映画を日本各地の映画館で上映する企画の中で、去年2023年のゴールデンウイークに1日1回ずつ2週間限定で劇場上映されました。しかも4K上映!!

 

絶対行かなくては!!と思っていたのですが、思いが強すぎて3回も見に行ってしまいました。家族には半ば呆れられましたが、実を言うと2週間毎日観に行きたかったぐらいです。

この時のさらに詳しい思い出については(インターミッションを映画館で体験できて嬉しすぎたことなど)、Bloggerの方の私のブログのこちらの記事にすでに記してありますので、よろしければぜひ!👇

gotchampotch.blogspot.com

Bloggerの私のブログへの外部リンクです)

 

ちなみに、マイフェアレディは、ジョージ・バーナード・ショーの戯曲「ピグマリオン」が原作です。

ピグマリオンとマイフェアレディでは、結末(おおざっぱに言うと恋の行方)が大きく異なっています

わたしはまたまた、映画も原作も「どっちも良いよね!」のスタンスですが、読み比べてみると面白いので、原作もぜひ!!

 

(追加豆知識ですが、この映画は、舞台のミュージカルを映画化したものでありますが、舞台版の主演女優は、オードリー・ヘップバーンではなく、先ほど挙げた映画サウンドオブミュージックの主演女優のジュリー・アンドリュースでした。

そして、第37回アカデミー賞作品賞を受賞したのは「マイ・フェア・レディ」でしたが、主演女優賞を受賞したのは、メリーポピンズの主演であった、ジュリー・アンドリュースでした!!何という事実!!)

 

ませた中学生が、そらで歌えるようになるほど曲が素晴らしく、そして、2週間の間に3回見ても飽きることのなかった、「マイ・フェア・レディ」、ぜひご覧になってみてください!!

 

そして堂々の第1位!

雨に唄えば

 

1952年公開、ジーン・ケリー主演の映画です。

 

サイレント映画のスターのドン・ロックウッドとリナ・ラモント、そして二人が所属する映画会社のメンバーたちの前に、「トーキー映画」という革命的な技術が現れる!!

サイレントは時代遅れ。「しゃべる映画」を作るため、みんなで四苦八苦するが、残念なことに、リナはセリフや歌の演技がすごくダメ。それに、ドンとリナはお似合いスターカップルと世間から思われてるけど、ドンにとっては実は全然そんなことはなく。

そんな中、キャシーという新人無名女優が、ドンの前に現れて……、

というような話です。

 

ミュージカル映画に全く興味がない方々も、ジーンケリーが雨の中ずぶ濡れで、街灯につかまって幸せそうに歌っているシーンをどこかで見たことあるのではないでしょうか。

 

ミュージカル映画と言えば」な作品、ザ・ミュージカル映画である作品が、この「雨に唄えば」なのです。

 

ミュージカル映画ってやっぱり、登場人物が急に歌いだすの、意味わかんないじゃないですか。変すぎます。

でも、雨に唄えばでは、「あっ、歌うな」ってわかるんです。

 

例えば「You Were Meant For Me」という曲のシーン。

ドンがキャシーに思いを伝えようとするのですが、「映画のセットがないとうまく気持ちを伝えられない」みたいな、弱気なことを言い始めます。

あんたスターだろ、強気で行けよ!!と思ったのもつかの間、ドンはキャシーを広い広い映画スタジオへ連れていきます。

そして、夕焼けの景色が描かれた背景の幕を出したり、スモークを出したり、キャシーを脚立に登らせて「バルコニーにいるんだ」みたいなことを言ったり、たくさんのライトをつけて、「50万キロワットの星屑だ」なんていうクサめなこと言っちゃったり(「Five hundred thousand kilowatts of stardust」というセリフ、ものすごくものすごく好きです)、巨大扇風機回してそよ風を吹かせたり。

こうして色々おこない、準備万端になったところで、キャシーから、「準備は整ったわ。言える?」みたいなことを言われ、ドンは「やってみる」と一言。

絶対この次歌いだすでしょう? そうです、歌い始めます。この流れで歌わなかったら逆にイミフです。

 

こんな感じで、歌い始めるまでの流れが自然だったり、登場人物が映画関係者+物語が「映画製作についての話」というところにより、歌うのに必然性があったりする場合がほとんどであるので、

「何で急に歌うねん!」と冷めてしまうようなことがあまりないのではないかと思います。

 

ストーリーもややこしい伏線回収とかは特になく、変に頭を使うことなく歌と踊り(歌だけでなく、タップダンスもすごいんですよ!!)を存分に堪能できます。

特にタップダンスがすごいのがこちらの、「Moses」という曲のシーン。

↓ワーナーの公式動画です。

ジーン・ケリーと、ドンの友達コズモー役のドナルド・オコナ―の、すごすぎて笑っちゃうほどの、超絶技巧タップダンスです!ぜひこれだけでも見てください!!

www.youtube.com

 

 

雨に唄えば」、ミュージカル映画の代表的作品なので、高尚っぽいイメージもあるかもしれませんが、私にとっては、ただただエンターテイメントを追求している、楽しい楽しい映画です。

 

雨に唄えば」は原作小説とかは無く、オリジナル脚本なのですが、その劇中曲のほとんどは、実は、アーサーフリード&ナシオハーブブラウンによって作詞・作曲された、過去のミュージカル映画ですでに使われていた曲です。

昔のミュージカル映画の良い曲を寄せ集めて雨に唄えばが作られたってわけです。

 

ということで私は、雨に唄えばで歌われている曲がもともとは何の映画の曲だったのかを調べて、その元ネタ映画を見ていくなんてことまでしちゃってます。

その結果、1929年というはるか昔のミュージカル映画なんかも観るようになってしまいました!(意外とアマプラとかで配信されているのです)

雨に唄えばの曲の元ネタ映画紹介記事や、その他雨に唄えばに関する記事Bloggerのブログの方にたくさん載せているので、ご興味ありましたらご覧ください!👇

gotchampotch.blogspot.com

Bloggerの私のブログへの外部リンクです)

 

雨に唄えばを観たのも中学生のときですね。こちらの映画の曲も、おませ中学生だった私は歌詞を全部覚えて(こちらの映画に至っては、歌詞の英語を紙に書いて、自分で歌詞ノートを作るほどの熱狂ぶりだった記憶がある!)、もちろん今でも歌えます。

 

こんな感じで、歌詞ノートを作るほど熱中し、劇中歌の初出映画も調べて漁ってぼちぼち見ていくというようなことまでしちゃってる、大好きな大好きな、雨に唄えば

なんとなんとなんと、先ほども話題に挙げた「午前十時の映画祭」で、次の3月に雨に唄えば」が映画館で上映されることになりました!!!!!

午前十時の映画祭のラインナップ確認はこちらから👇

asa10.eiga.com

(午前十時の映画祭のサイトへの外部リンクです)

 

マイフェアレディで3回観に行ったのに物足りなかった過去のある私だから、雨に唄えばは、5,6回ぐらい行っちゃうんじゃないかしら

 

過去の午前十時の映画祭でも雨に唄えばが上映されたことがあったらしいのですが、私が午前十時の映画祭というものの存在を知ったのが去年のことだったので、来年3月が私にとって初めての、「映画館で観る『雨に唄えば』」となります。

今からすでに楽しみでたまりません

 

自分がどれだけ好きなのかっていう話ばっかりしちゃってますが、一人の人間をこれほど虜にさせるミュージカル映画・「雨に唄えば

皆様もぜひご覧になってください!!

 

 

好きなものについて語ると、ついつい長くなってしまいます。これで終わりにしたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!!