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アニメのボスキャラが、近所の老人と同じしゃべり方してた 「サマータイムレンダ」

おととし2022年に、アニメ「サマータイムレンダ」がテレビで放送されました。

 

和歌山市友ヶ島を舞台とした物語。

私の住んでいる地域にほど近いため、興味が湧いて第1話を視聴しました。

 

始まって数分、モブキャラのセリフに衝撃を受けました。

「誰な、今の? あかんで、写真ら!」

 

うちの近所を歩いてたら聞こえてくる言葉と同じ言葉を、アニメのキャラがしゃべってる!?

 

「あかんで」の意味はおわかりでしょうが、「誰な」は、「誰だ」。「写真ら」の「ら」は、「なんか」という意味。

だから上記のセリフは、「誰だ、今の? ダメだよ、写真なんか!」と言っています。

 

私は大阪府民ですが、大阪は大阪でも南の端っこであるため、うちの地域の言葉は、大阪市の方言よりも和歌山市の方言のほうによく似ているのです。

サマータイムレンダの言葉も、うちの地域の言葉と同じでした。

 

テレビの中の世界って、非現実の世界だと思っています。特にアニメはそう。だいたい自分の知らない世界(海外とか、東京という遠い遠い場所とか、完全フィクションの世界とか)が舞台の、絵で描かれた世界で、そこに住むキャラクターたちは、現実ではありえないようなことをできる場合が多いです。

アニメの世界は、私の住むこの世界から、遠く離れた世界なのです。

 

そんな認識をしていた、遠い遠い世界から、自分の街の言葉の響きが聞こえてきた。すさまじい衝撃でした。

 

なんかゾワッとした。ありえないことがテレビの中で起こってる、そんな感じでした。

 

このセリフに衝撃を受けた後も、登場キャラのほとんどが、私の地域の言葉と同じ、同じっていうか私の地域でしか聞かない言葉でしゃべるので、ゾワゾワゾワゾワしまくっていましたが、

このアニメには「シデ」っていう、ボスキャラ的存在が登場しまして、正体不明のおっそろしい存在なのに、めちゃくちゃきちんと訛ってるんですよね。

シデの正体を知ってしまうのは、完全なるネタバレであるため、シデについて調べる場合はご注意くださいね!! 担当声優さんを知ってしまうだけでも大いなるネタバレとなってしまいます。

 

どこの地域でもそうなんじゃないかと思いますが、お年を召している方々のほうが、訛りが強いです。

「シデ」のセリフを初めて聞いて、真っ先に「うちの近所の爺さん達やんけ」と感じてしまいました。

 

シデはめちゃくちゃ怖い。正体不明の存在で、ありえない攻撃してきて、あまりにも非現実的!

でも近所の老人と同じしゃべり方してる。

何この感情?

 

テレビ、それもフィクションのアニメから、自分の街の言葉が聞こえてきたことによる、地元民でしか味わえない奇妙奇天烈な感情を抱けたのは、とても貴重な経験だったなと思います。

 

サマータイムレンダ、物語自体もとても面白いので、ぜひ見てみてください!

(私はアニメ面白すぎて、漫画全巻手に入れました)