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CivilizationⅥの、SteamDeckとSwitchとのプレイ感比較レビュー!!

※本記事は、過去にBloggerの自分のブログにアップした記事を、加筆・修正したものです。

 

 

【はじめに ゲーム紹介】

現在、Steamサマーセール(日本時間で7月12日午前2時まで)でお安くなっている、「Civilization」(シヴィライゼーション6)。

このまえ、新作の7の発売も発表されました!


シヴィライゼーション6(以下「Civ6」)は、自分の文明を、科学・文化・制覇・宗教・外交という色々な種類の観点から世界一へと導くゲームです。

 

私は、テレビ東京で過去に放送されていた「勇者ああああ」というゲーム番組で紹介されていたことをきっかけに、この「シヴィライゼーション」というシリーズ自体を知り、現状の最新作である「6」を購入してみたのですが、これがまあとても面白い!!

シリーズ過去作未プレイでも、全く問題なく楽しめます。

 

このゲーム、実はプレイするのにほんのちょっと覚悟が必要。

激ムズだからとかそういうわけではないのですが、1ゲーム終わるのに半日ぐらいかかるのです。

 

ターン制のストラテジー(戦略)ゲームなのですが、通常ルールだと、太古の昔から未来の時代までの文明の発展を目指すことになり、1試合250ターンとか、300ターンとか、それぐらいになり、最後のターンまでプレイするとなると、6時間ほどかかることもあります。

もちろん、途中でセーブはでき、自動セーブ機能もついていますが、ついつい最後までやってみたくなり、

「ちょっとだけ……」と思って夜にやり始めて、気づいたら朝だったと言うことが何度も!!

 

このゲーム、途中でゲームをやめるためのボタンを押そうとしてカーソルを合わせると、「あともう1ターンだけ!」という誘惑の一文が表示されるんですよね。(MOTHER2のパパとは大違いだ!!)

完全に手のひらの上で転がされてる感がありますが、この言葉を見ると、「ゲーム側もそうおっしゃってることだし、もう1ターンぐらいいいよね!」という気持ちになってしまって、やめどきを失い、結局最後までプレイ、予定おじゃん・寝不足の繰り返し!

もう!! でもそれほどやめられなくなる、とても面白いゲームなのであります!!

 

そんなゲームが、Steamのサマーセールで驚異の95%オフの「350円」!!

 

これは買い時!! というわけで、今回は、買うかどうか迷っている皆様の参考になれればと、Civ6のSteam版をSteamDeckでプレイしており、さらにSwitch版のCiv6も購入している私が、

SteamDeckとSwitchを両方持っている場合は、SteamDeckでやるのがオススメだよ」ということをお伝えしていきたいと思います!!

 

記事をお読みいただく上での注意点

私が所持しているSteamDeckは、LCD(OLED(有機EL)じゃない方)の64GBのものです。
そのLCD・64GBに、サムスンの「EVO Plus」というSDカードの512GBを挿しこみ、ゲームはそのSDカードにダウンロードして遊んでいます。

この記事の内容は、このような状況でプレイした場合の個人的な感想であり、その内容は、OLEDモデルや、LCDの256GBや512GBのもの、また、他のSDカードを使用されている場合には当てはまらない場合もございます。
このことをご理解いただいた上でお読みいただきますよう、よろしくお願いいたします。

 

【ロード時間の長さからの比較】


Civ6を、SteamDeckとSwitchのどっちでやる方が良いか。個人的なおすすめを先に申し上げますと、圧倒的に「SteamDeck」です。

一番のポイントは、「ロード時間の長さ」です。
Switch版、ロードがとにかく長いのです。

試しに一度、SteamDeckとSwitchで、同じゲームルール設定を選んで、始めるを押してからゲームが開始するまでの、ロード時間をそれぞれ測ってみました。
(ゲームルール設定は同じにしていますが、Switch版ではDLCコンテンツは購入していないものの、SteamDeckの方には「Anthology」という、おそらく全部のDLCが入っている完全版を購入してインストールしているという違いがあります。)


統一させたゲームルール設定はこうです。
・ルール:標準ルール
・指導者:アレキサンドロス
・難易度:王子
・ゲームスピード:標準
・マップタイプ:大陸
・マップサイズ:小
・ゲームモード:なし

この設定で「ゲーム開始」を押してから、ロード画面が終わって「ゲームをはじめる」ボタンが現れるまでの時間を測ってみると、
SteamDeckでは32秒
Switchでは1分30秒
でした。

圧倒的にSteamDeckの方が早く、さらにSwitch版では個人的な印象として、エラーで落ちることもたまにある感じであるため(SteamDeckでもフリーズ等はありますが、もっと稀な印象です)、快適にプレイするなら、SteamDeckのほうがいいのではないかと強く思っています。
(ただ、処理が増えてくるであろうゲーム終盤では、SteamDeckであっても、ロード時間はかなり長めになってきます。)

「快適って言っても、SteamDeck互換性は忠告付きの『プレイ可能』じゃないか」という話になってきますので、今度はその点についての個人の感想をご紹介します。

 

 

Steam Deck互換性について

こちらのゲーム、SteamDeck互換性は、黄色マークの「プレイ可能」となっています。

↑こういうやつ(パワポで作った再現画像です)


緑マークの、快適に遊べることを示す「確認済み」ではなく、あくまで「プレイ可能」である理由としては、
タッチスクリーンやバーチャルキーボードが必要な場合があ
ゲーム内テキストが小さく、読みにくい場合がある
という2点が挙げられています。


【バーチャルキーボードについて】

まず、注意点1点目である、「タッチスクリーンやバーチャルキーボードが必要な場合がある」という懸念事項。

キーボード入力が必要になってくるのは、資源やユニットなど、マップ上のどこに何があるのかを検索する機能を使うときぐらいで、しょっちゅうキーボードを使う必要があるわけではありません。
SteamDeckでの画面内キーボードの出し方(SteamボタンとXボタン同時押し)を覚えておけば、大丈夫なんじゃないかと思われます。


【ゲーム内テキストについて】

続いて、注意点の2点目である、「ゲーム内テキストが小さく、読みにくい場合がある」というもの。

確かに文字は小さいですが、文字が潰れて読めないというようなことはなく、判読可能です。



SteamDeckの画面は、Switchの画面よりも大きいため、「そんなこと言ってたらもっと小さいSwitch版はどうなるんだよ」っていう話にもなってきます。
ただ、スイッチ版はSteam版とは画面レイアウトが多少異なるため、同じ画面を表示していてもスイッチ版の方が文字が大きく読みやすい部分もあります。

 

↑大きさ比較画像(SteamDeckの方の虹色の線は、カメラのフラッシュの反射です)
※ゲーム画像は著作権などの権利を侵害すると思われるので載せられません。すみません。


SteamDeckでもSwitchでも、文字が小さすぎて読めなくて、ゲームの指示等がわからずプレイできなくなったなどということは、個人的には今まで一度もありません。


以上のように、完全に快適にプレイできるとは、確かに言い切れないものの、
普通に動くし、別に文字も読めるし、キーボード出すのも操作を知ってたらどうってことないし、という感じなので、SteamDeckでもCiv6は、かなり快適にプレイできるのではないかと思います。


【SteamDeckでの不便な点】

ただ一点、Switch版の方が良いかも、と個人的に思えてしまう違いがあります。
それは、ボタン操作とトラックパッド操作の差です。


私自身が機械に詳しくないので、変更できるのかどうかよくわかりませんが、
SteamDeckでは、civ6の基本的な操作(決定や選択など)は、右側のトラックパッドをスライドさせたり押したりして行います。(サムスティックでの操作もできますが、微調整が効きにくい印象です)(そして画面タッチでの操作も可能です)
Steam版なので、PCのマウスでの操作を前提として作られているからではないかと思います。

それに対してSwitch版では、左右両側のジョイコンのボタンとスティックで基本的な操作ができます。

SteamDeckでABXYボタンは、ショートカットキーのようになっているようで、それらのボタンを押すとある特定の画面が開くというような感じになっており、毎回必要な「決定」の操作は、トラックパッド押し込み等で行います。


SteamDeckではこのように右側トラックパッドを多用するため、右手親指を酷使することになり、指が疲れます。
また、画面スクロールが必要な場合も、長いスクロールやドラッグが必要だと、狭いパッド内では指を動かす範囲が足りず、画面タッチによるスクロールや、画面タッチとボタン操作を合わせたドラッグアンドドロップ等が必要であることもあり、そうするとSteamDeckの持ち位置を変えるというひと手間が必要となってきて、ずっと同じ手の位置でプレイすることができず、いちいち持ち替えるのが面倒だなと思うこともあります。
上記の、バーチャルキーボード問題とか、字が小さい問題よりも、「トラックパッド多用による疲れが生じることがある」という点の方が快適性に問題を及ぼしていると、個人的には思います。


【まとめ】

こんな感じで、SteamDeckには、「操作がちょっとやりにくい部分がある」というデメリットがありますが、Steam互換性のところで示されているような、バーチャルキーボードを出す操作の必要や、文字の小ささは、個人的にはそんなに気にならず、Switch版よりもロード時間が大幅に短いという大きなメリットがあるため、
SteamDeckでやるかSwitchでやるか、という点でお悩みの方には、SteamDeckの方がいいと、個人的にはおすすめしたいです。

また、Switchとの比較を抜きにして、SteamDeckでのCiv6プレイ感という点だけで述べると、やはりボタン操作が主ではない部分が少し扱いづらいですが、SteamDeckでもきちんと動くし、フリーズが一度もなかったわけではないけど稀であるし、寝っ転がって気軽に文明の繁栄を目指せるため、SteamDeckでやるために購入しても、後悔しないソフトなのではないかと思います!


ちなみに、私のCiv6のプレイ時間、Switch版は「30時間以上」、SteamDeckでは「230時間」となっており、激ハマりしております。(switch版は、ボタン操作ができるし、何よりSteamDeckよりも本体の重量が軽いため、気分によってはswitch版をすることもあるのです)
このゲーム、1ゲームのクリアに何時間もかかり、ターンの終わりはいつでもセーブができるのですが、ついつい最後まで続けてやりたくなり、気づいたら朝、なんてことがしょっちゅうです。
次回作の7の発売もこの度発表された、「Civilization6」、ぜひプレイしてみてください!!