ゴッチャンポッチの、その他もろもろ

趣味に関する記事を色々と書いています。

大阪府最南端地域の祭り・「やぐら」!! だんじりと似てるけどだいぶ違う

今週のお題「まつり」

 

泉南地域のまつり「やぐら」

大阪府泉南市というところに住んでいます。

関西空港のある、大阪府の南端に近い地域です。

 

大阪の南の方のお祭りといえば、「だんじりをイメージされる方も多いと思いますが、

泉南市以南の、泉南市阪南市・岬町の3つの市と町は、あまりにも南すぎて、だんじりありません!

しかし、秋の祭りは当然のように存在しており、これらの地域の祭りで走るのは、だんじりではなく「やぐら」というもの。

泉南市のひとつ北隣の田尻町は、やぐらとだんじりが両方ある、ハイブリッド地域!)

 

やぐらは、だんじりとよく似た見た目をしていますが、色々と異なるところがあります。

 

去年私が撮影した、やぐらの動画👇

www.youtube.com

 

だんじりとの違い① コマの数

サムネイルに写っている、木の山車が「やぐら」です。

 

だんじりとどう違うの?という見た目ですが、

構造の一番大きな違いとして、だんじりは小さいコマ(車輪)4つで走るけど、やぐらは巨大なコマ2つ」というのがあります。

 

コマが2つという特殊なつくりなので、シーソーのように上下に車体を揺らすということが可能で、これが見ていて面白いです。

上の動画だと、40秒あたりのところで、どうやってシーソーみたいに動かしているのかがわかります。

 

だんじりとの違い② ゆっくり練り歩く

やぐらは、だんじりとのスタイルの違いもあり、それは、

だんじりは猛スピードで走るけど、やぐらはゆっくり練り歩く」という点です。

 

ゆっくり練り歩くやぐらには、鑑賞可能エリアの制限などは特になく(危険だったり、進行の妨げになったりするところで観るのはもちろん良くないです)、動画からもわかるように、めちゃくちゃ近くまで近づいて見られるというのが大きな魅力。

 

岸和田のだんじりに比べて知名度もそんなになく、よそからあんまり人も来ないので、

ゆっくり練り歩くやぐらの後ろに近所の住民がついていく、という感じになっており、地域に根差したお祭り感があります。

 

 

おなじ「やぐら」でも地区や組によって全然違ってくる!

上の動画で映っているのは、泉南市岡田浦駅付近の交差点で、「西信達」という地区のやぐら。その西信達地区内にも「組」が色々と存在し、1台目が、「宮本」というところのやぐらで、2台目は「中組」のやぐらです。

組ごとにやぐらの提灯や、コマの上に見える布の柄、はっぴなどがそれぞれ異なります。

 

そして、笛のメロディや掛け声・歌、太鼓のリズムも地区が異なると違ってくるようで、泉南市の隣の田尻町のやぐらは、全然違う音を鳴らして走っています。

 

 

 

こんな「やぐら」が、泉南地域の秋祭りでは、街の隅々を練り歩きます。(猛スピードで走ったりしないから、狭めの路地なんかにも入って来る!)

 

やぐらは毎年10月のはじめごろの土日に行われており、去年2023年は、10月7日・8日が開催日でした!!

今年も祭りの時期は晴れるといいですが、雨が降った場合は、小雨なら、緑のカッパ的なものをやぐらに被せて行われ、ちょっとかわいらしいです。でもやっぱり晴れるといいなあ!

 

現状、全国的な知名度が全然なく、地域のお祭り感が強い「やぐら」ですが、

動画のように、かなりインパクトがあるこんなお祭りを、タダで誰でも見られるので、もし興味を持たれた方は、一度泉南地域に来てみてくださいね!!

 

 

お読みいただきありがとうございました!