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作品紹介
今回ご紹介するのは「ブロードウェイ・メロディー」!
1952年の映画「雨に唄えば」は、アーサー・フリードとナシオ・ハーブ・ブラウンのコンビが作った過去の楽曲が数多く使用されている、ベストアルバム的な映画なのですが、
もともとはこの「ブロードウェイ・メロディー」の劇中歌だった楽曲も、雨に唄えばでは多く使われています。
さてこの「ブロードウェイ・メロディー」は、1929年公開の、MGMのミュージカル映画記念すべき第1作目。
さらに世界初の全編トーキーのミュージカル映画です。
監督はハリー・ボーモント。
チャールズ・キング、アニタ・ペイジ、ベッシー・ラヴらが出演しています。
ストーリーは「恋愛」が大きなテーマの一つになっているのですが、
個人的にはストーリーは「微妙」でした。(個人の感想です)
「えっ、その結末で終わっちゃっていいのかよ!!」という感じ。
私個人としては、話の内容よりも、「雨に唄えば」で知った曲がたくさんたくさん流れるところに見ごたえを感じました。
「雨に唄えば」でも使われた曲紹介
雨に唄えばでも使われた、ブロードウェイ・メロディーの曲がこちら!!
・Broadway Melody
・You Were Meant for Me
・Wedding of the Painted Doll
なんと3曲もの雨に唄えばの劇中曲が、実はこの映画が初出だったのです。
それぞれの曲が流れるシーンについて少しだけご紹介。
Broadway Melody
チャールズ・キング演じる、主人公のエディが作った曲として、劇中で何度も流れ、本作のテーマ曲となっています。
「雨に唄えば」では、ドンが社長に、新作映画の現代シ―ンの構想を説明し始めて場面転換する、あの一連の豪華シーンの最初と最後で歌われてますね。
👇「雨に唄えば」でのBroadway Melody (冒頭と最後の部分の歌詞付きの音楽がBroadway Melodyです)
You Were Meant for Me
「雨に唄えば」では、映画スタジオでドンがキャシーに、映画セットの力を借りて想いを伝える、幻想的なシーンで流れる一曲。
私は、雨に唄えばのこのシーンから、この曲に「純愛」のようなイメージを抱いていました。
しかしブロードウェイ・メロディーでは、やはり恋心を伝えるシーンで歌われる曲であるものの、純愛というより、わりとドロドロしてるシーンで歌われていたのでビックリ!! もともとはこういう使われ方をしている曲だったんだ!!と、ものすごく印象に残りました。
ちなみに、この曲、もともとMGMの作品だった「トムとジェリー」でもBGMとしてたまに使われていますよ。
(「トムのガールフレンド」の回でのメロディーのアレンジ、めちゃくちゃいいのでぜひ聞いてみてください!)
👇「雨に唄えば」でのYou Were Meant for Me
Wedding of the Painted Doll
「雨に唄えば」では、「ビューティフルガール」のシーンにつながっていく、モンタージュのシーンで流れる数曲のうちの一つです。
モンタージュシーンのうち、おもちゃの兵隊さんみたいな衣装を着た女性たちが映っているシーンで流れていますね。
「ブロードウェイ・メロディー」では、シアターでの公演のシーンで歌われています。
「雨に唄えば」では細切れで少ししか聞けない曲ですので、一度この映画で最初から最後まで聞いてみると面白いかもしれません。
👇雨に唄えばの、ビューティフルガールのモンタージュシーンの曲。
24秒あたりのところで聞こえてくるのがWedding of the Painted Dollです。
まとめ
ストーリーは正直微妙(個人の感想)ですが、雨に唄えばで流れる曲のもともとの使われ方をたくさん知れたり、
世界初の全編トーキーのミュージカル映画という、歴史的な価値を感じられたりする作品です。
著作権が切れていて、格安でDVDが売られていることが多く、Amazonプライム等でも見られるので、興味が出た方は一度ご覧になってみてください!
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広告終わり
お読みいただきありがとうございました!